週刊少年チャンピオン16号

「記憶術」(通信講座/東京カルチャーセンター)

というわけで裏表紙は、遂に記憶術がチャンピオンにも降臨!いや、もしかしたら前にも載ってたかもしれないけど。
そんなことより今週は表紙裏の広告に驚いた。「『育毛剤浸透技術』を体験してみませんか?」って、これ少年誌に載せる広告じゃねーよ(笑)。


今週のチャンピオンの中身。
看板娘復活!&TVアニメ化決定。とりあえず美輝がいきなり異世界へ飛ばされたとかそういう展開でなくて良かった(笑)。表紙に出てないあたり、もしかしてニャーは登場しないのか?
範馬刃牙は遂に死闘が決着。もしかしてコミックスまるまる一巻シャドーカマキリとの対戦ってことになる訳?
人形師いろはは今週はちゃんとラブリーミステリーしてたな。とりあえずいろはと人形の絡みがエロいです。
で、今週は何と言ってもみどろさん厄い
テレビで人気の美形霊能力者ニールセン高杉がみどろさんのもとを訪れた!お約束通りニールセンは似非霊能力者だったのだが、その登場時のインパクトが凄まじい。シルクハットにサングラス、でもって全身コートという出で立ちでみどろさんの元に現れるニールセン高杉。その時みどろさんのもとには女子生徒が二人ほどいたのだが、ニールセン高杉はいきなりその女子生徒達に向かって指を鳴らしたと思ったら無表情で指を指しまくって催眠術をかけてしまった。そのあまりにシュールなコマに思わず吹き出してしまったよ(笑)。ニールセンは霊が見えない似非霊能力者だってけど、催眠術の腕は本物だったという。そのニールセン悩みとは、大まかに言うと似非であることが弱みで今の所属している事務所の社長(あこぎ)にそれを握られていてやりたい放題されてた事なんだけど、てか、初対面の相手にいきなり催眠術をかけて成功させられるくらいの腕があるなら、その社長に催眠術かければ良かったのに。結局は、みどろさん的には丸く収まったといえる訳だけど。


さてさて、そんなわけで最後に今週の舞−乙HiMEなんだけど、マシロくんもアリカも、そしてナギも痺れるくらい格好良かった。やっぱりあれは本物のマシロ姫だったようで、一端死んでいる間、それをよそに知られない様にするために替え玉が必要だったと言うことみたい。マシロ様の目的が一遍死んでから得た力で恐怖によって支配し、争いのない世界を築くことで、それにセルゲイが乗っかってた訳だが、セルゲイの狂いっぷりが絵的にまた素晴らしい。今にも獣化しそうな勢いで熱弁を振るう様はもはやラスボス級の風格。是非へたれる事なくこのまま悪役路線を突っ走って欲しいと思った。こういう悪役って、思わぬ所で躓きそうで心配。
アリカはマシロくんが本物か偽物かは関係ないといってマテリアライズしてつっこんでいったんだけど、そのコマのアリカは、今までで一番輝いていたと思う。あの頭が緩そうなアリカがここまでの顔を見せるってのが本気を感じさせてくれて良かった。あと、本物か偽物かは関係ないっと迷わずマシロ姫につっこめたのは、アリカにとってマシロくんが何であれ大事な存在なんだなということが思えてちょっと嬉しい。まあ、マシロくんが男だと知って動揺するのは仕方ないけど。
んで、そのマシロくんなんだが、本物に対して大駒で啖呵を切った様は格好良くて美しくて何というかこれまでの漫画版舞−乙HiMEの集大成って感じでハートが震えまくり。何かマシロくん萌えだとか何とか言ってる場合じゃねえよってくらい少年漫画の主人公してた。うん。
でも、今週は何と言ってもナギ、これに尽きるわ。男だと分かるも衣類を破かれて裸同然なマシロくんに、即座に自分のローブを被せるわ、あげくにはマシロくんをかばって串刺しになるわ、何これ、これがナギかよ!登場した当時は単なる権力あるだけのわがまま坊やかと思っていたのにすげえ株上げたなあ。特にマシロくんが男だったことにはアリカ以上に複雑な思いがあったはずなのにここまで出来るのはほんとに感動した。というか、舞−HiMEシリーズアニメ・漫画問わず(ゲームは先日廉価版を買ったけどまだやってない)個人的に唯一好きなナギだよ、こいつ。
今後の展開としては、ナギが串刺しにされたことはマシロ姫にとって好都合なのか不都合なのか、そして本物のマシロ姫が現れたときガルデローベは果たしてマシロくんの味方になってくれるのか、そして舞衣に出番はあるのかって所だと思う。ほんと、毎週毎週楽しみで仕方がないです。