闇卓球、なんと聞こえのいい言葉かー!

今週の読み切り「てっぺん!!」。そのいかにも爽やかそうなタイトルに反して、闇卓球士と呼ばれる奴らが地下で賭け卓球をやっててそれが上流階級の娯楽になっているというとんでもないスポーツマンガ。この闇卓球士ってのは般若の面をかぶっていたり必殺技を持っていたり毒針を隠していたりととても卓球プレイヤーと思えず、また主人公の闇卓球荒らしの少年も腕に音楽記号が浮かび上がったり毒によって視界が遮られても音だけで打ち返したりなんてことをやるすげえ奴。さらにはそんな闇卓球士が世界各地にいて主人公が狙われるとか、卓球というものの概念を根底から覆してくれた。
なんつーか、卓球というセレクションが実に良いのです。激しいスポーツでありながら何故か地味とされてきた卓球だからこそ、闇卓球というトンデモスポーツとして栄えるというか、普通に卓球がそんな闇世界でメジャーってのを想像し辛いのがいい。卓球って地味にみえるけど球は速いし運動量もあるし奥が深くて面白いからなあ。というわけで連載希望!たぶんあの世界のどこかにはめちゃくちゃでかいラケットを振り回す闇卓球士も絶対いるはずだから。実際の卓球でもルール上違反じゃなかったはずだから漫画的に絶対栄えると思うんだよなあ巨大ラケット。