やっとエルフェンリート12巻を読み終えた。
一巻の衝撃の展開からいうと意外なくらい物語はきれいに終わったと思う。
ルーシーを断罪しつつそこに救いをもたらした結末は甘いといわれればその通りなのかもしれないけれど、それでも何か美しいラストだった。
エルフェンリートって人類の種がどうのこうのというでかい話になっていったけど、それとコウタとルーシーとの物語がうまく絡まっていたと思う。
コウタにとってみれば、そういう人類の存亡なんて話はあくまで裏でやっている話だが、それがコウタ達の関係に影響を及ぼし、そしてコウタとルーシーの関係が人類の存亡を左右するようになる。けどコウタにとってはそういうことは最後の最後まで頭になくてただ純粋に個人としての行動だったんだよなあ。別に世界と彼女を天秤にかけるとかでなく、そもそもコウタは天秤の存在すら知らなかった訳だし結構そういう主人公というか物語って珍しいかも。
なんというか大きい風呂敷を広げた中に、もう一枚小さい風呂敷を広げてそれをうまくたたんだ感じというかなんというかそういう漫画でした。
まあナナが幸せそうで何より。


今週のチャンピオン、バキが最終回という煽りが載っているにも関わらず、ページをめくるとすぐに新連載「範馬刃牙」の文字が。まあ予想はしてた事だけどさんざん煽ってんだからせめて漫画の後に告知しても良かったんじゃないか?と思うがいきなり新連載告知ってのは確かに衝撃的なんでこれでよいのかも。新連載開始は2006年1号……って来週からかよ!