週刊少年チャンピオン12号

「公務員合格受験講座」(通信講座/実務教育出版)

今週のチャンピオンの裏表紙は毎度おなじみ公務員合格受験講座。おなじみすぎて書くことがない。


ナンバのあの終わり方の後すぐ次のページがひとみ先生だったもんでとつい嘘ですといいたくなってしまった。それにしても、ひとみ先生と付き合う人は大変そうだ。
あと剣聖ツバメのあの富田勢源師匠のなりふり構わなさが素敵すぎ。いくら劣勢になったからって命乞いまでしますか。普通はこれやるとへたれキャラまっしぐらになるもんだけどそこは師匠、とりあえず形成逆転しちゃってツバメが勝てる気しなくなった。まともに戦っても強いし勝つためなら卑怯な手段も厭わない。恐ろしい男だ。おまけに美少年好きの変態だし。


さて、今週の舞乙なんだけど、ハルカちゃん格好良すぎ!扉からしてもうビシッと決まってていい感じだし本編でも大活躍。自分の正義を信じて猪突猛進する様は一見無茶でもあるがその実黒い谷の難民だろうが何だろうが同じ市民を守るためにとった行動で、かなりしびれた。最後にマシロくんに力について諭した所なんて、これまでのコメディリリーフ的な部分が信じられないくらいの格好良さ。まあ、決めるときに決めるのは前作からそうなんだけど

で、我らがマシロくんだが自分の「マシロ姫としての力」の強さと責任を悟って今後どうするのかが楽しみな所。これまでマシロ姫として振る舞った時は、それは正義感からそうするのが一番だったからそうした訳だけど、同時に、これは引け目もあっただろうが自分が影武者であることを理由にして力を使った責任というところから目を背けていたのも事実だろう。でなければ黒い谷からの難民の現状を今知って驚くことはなかっただろうし。それを今回の件で思い知ったマシロくんが、自分が出来ること、そしてするべきことをどう見いだしていくのかが今後の展開の一つの肝なのかと思う。とはいえ遂にセルゲイが動いた訳で、マシロくんもこれまでとは全く違う環境に置かれた状況でどこまでそれが出来るかというのは気がかりではある。まあ、これまでの経験が何から何まで周りの思うがままなんて状態にはさせないとは思うけど、あの惚れ惚れするぐらい極悪な(笑)セルゲイの顔を見ると、そんなことは百も承知で何か計画してそうで一筋縄ではいかなさそう。とりあえず、マシロくん可愛すぎだとかかんとかいっていられる状態であればいいけど、今週の話読むと今後どシリアスな展開になっても面白くなりそうだしなあ。いや別に唐突に大宇宙三大美少女みたいなのとか出てくるようなぶっ飛んだ展開になってもかまわないんだけど。