斬、フォーエバー

今週、遂に斬が打ち切られました。始まった当初から強烈な打ち切り臭を醸し出していただけに、終わってしまうのは全く持って仕方のないことではあるんだけど、やっぱりちょっと寂しい、かな。こんだけ個性的な漫画、滅多にないし、なんだかんだいってアクションはそれなりだったし。何より研無刀の存在とか「左が全身」や「斬の現代」といった常人では中々繰り出せない台詞回しのセンスがもう読めなくなると思うとなあ。もっとも、台詞に関していえば、最後の方は特に突っ込みたくなるような部分もそれほどなかったんだけど。
で、最終回というと、打ち切り漫画としては割ときれいにまとめたなあという感じ。典型的な俺たちの戦いはこれからだエンドとはいえ、瀕死の重傷を負った斬が一ヶ月後帰ってきて終わりっていうのは余韻があって良かったと思う。斬の親父の伏線を完全放置したのも選択としては悪くないし。ただなあ、オーバータイムが同時に終わった所為でラストの煽りがオーバータイムに比べて淡泊に見えてしまうのが何とも悲しい。まあ、煽り自体は普通なんだけどね。
でも、打ち切られても単行本はきちんと出るからジャンプはいいよなあ。チャンピオンなんて、チャンピオンなんて……。