マイナー都市伝説の世界って……

今週の範馬刃牙は復活したと思ったゲバルさんがまた一発で沈められちゃったのが悲しかったです。まあ、のされた後の展開がトンデモで面白かったので良しとしよう(笑)。まさかゲバルやオリバが激しく動くと人工衛星の監視が強化されてその為にカーナビの精度が落ちるという設定をほんとに使うとは……。その後読み進めるとアメリカ大統領の運転している車のカーナビまで狂ってしまっていて、おいおい何で大統領が自分で運転しているんだよと思っていたら、後部座席に範馬勇次郎が乗っててびっくりだ!おいおい大統領、お前はどっかの上院議員かよ!!
という感じで今週は範馬刃牙が面白かったんだけれど*1、それ以上に凄かったのが私は加護女。いきなり某人気祭典会場が映し出されて、「冥土女」なんていう同人誌が出てきて今週はこういう路線かよと思ってページをめくったらそこにはやっぱり嫌そうにメイドコスをした加護女さんが!もしかしてこの漫画毎回加護女がコスプレするってのが裏テーマなのかしらん。まあ、いかにも普段は和服な不思議お手伝いさんがいろんなかっこをするっていうのは中々にいいものではありますが。
で、この「冥土女」という同人誌はタイトルに反して(?)実はエロエロとかそういうのでなしに、誰も知らないような都市伝説を集めたっていう趣味本の中の趣味本って感じのもので、そしてそういう同人誌を書いていたからこそ加護女のお世話になるような事態を招いちゃった訳です。
今回の雇い主の子供昇平と一緒に電車で帰宅する加護女。しかしそれは加護女ではなく同人誌に書かれた話に登場した冥土女で、異形の正体を晒して結構怖い。んで、電車の中に他にもいろいろ出てきて昇平くんがこのままどこかに連れ去られちゃうって感じで割とホラーな展開だったんだけどここからが凄い。お約束で加護女が助けに来たのはいいんだけどその時の台詞に吹いた。

このまま電車に乗っていたらマイナー都市伝説の世界に連れていかれるわよ

何だよマイナー都市伝説って(笑)!


いや、意味は分かるよ。けどマイナー都市伝説っていうホラーとはあまりにも不釣り合いな言葉がツボに入ってしまってもう大爆笑。ここに出てくる化け物達は口裂け女人面犬のようなメジャー都市伝説になりたいような奴らだけにどいつもこいつも微妙なのばかり。ダニ男やハエおやじはまだしものけぞった格好で追いかけてくるイナバウアーとか牛肉を食わせるアメリカさんってどんな都市伝説だよ(笑)!なにもしないニートマンなんて単なるニートじゃねえか。メジャーになるために昇平を作家としてコキ使ってメジャーになろうとしてたみたいだけど、お前らじゃ絶対無理だ。もうこのページのばかばかしさは特筆ものって感じで腹の底から笑ったよ。
ホラー漫画のはずが三話目にしてギャグ路線、やっぱりチャンピオンだとこうなるのか。恐ろしいなチャンピオン。つーかみどろさんが喰われてしまわないかが本気で心配。今週なんて、ネタ成分も殆どなくて地味な上に救いもないけどちょっと後に残る話をやっていて結構面白かったんだけど。なんか最近掲載後ろの方だし。ジャンプほど掲載順を気にすることはないとはいえ今後が気になるなあ。

*1:とはいえ普通に燃えるバトルを楽しませてもらいたいものです