週刊少年チャンピオン33号感想

えーと、今週のチャンピオンはナンバMG5を読んで思いっきりやるせない気分になったり。
愛車を売った金で松の母親を買い取って幸せになれるかと思いきや、買ったときすでに死んでいて、篠崎に対する猛兄ちゃんの怒りは凄まじいものがあっただろう。にも関わらず猛兄ちゃんが篠崎の元に赴いてしたことは、もっと犬を大切に飼ってくれという頭を下げてのお願いだった。このシーン読んだとき猛兄ちゃんの内心の悔しさが伝わってきたと同時にそれでも一社会人、犬好きとしての大人の対応をとる猛兄ちゃんの姿に心打たれて泣きそうになったよ。というかここ数週のナンバはマジで涙腺緩みまくりだけど。
しかしまあ、この篠崎、猛兄ちゃんがこうまでいっても全く聞く耳持たずで正直猛兄ちゃんがぶち切れる展開は心情としては大いに理解できる。むしろ今まで良く堪えたとすら思う。けど手を出した以上猛兄ちゃんもただでは済まなくなるのは必至で、これからの展開がどうなるのか不安。漫画読んでここまでやるせない思いを抱いたのは初めてかもしれない。


うって変わってフルセット!は、会田君が自分のテーマを歌うは試合でバンバンスパイク決めるは大活躍でなんか微笑ましい。たぶん他の部活に参加してただけでなくバレーの練習も一人でしてたんだろうなあ。ほんとにバレーが好きなんだという事が伝わってきてなんかいい。けどそこでやっぱり思うのはあの学校の運動部しかなくて全員参加っていうシステムのどうしようもない弊害の事だ。部活全員強制参加ならそれで始めっから園芸部なり文科系のクラブをいくつか作っとけば、会田君も他のメンバーもみんな特に問題なく過ごせたのになあ。やる気のある奴にもやる気のない奴にも不幸な制度を作ってどうするよって感じだ。


あとギャンブルフィッシュ、今週の杜夢はどこに出しても恥ずかしくない少年漫画の主人公やってて何か新鮮。「自分に賭けろ!!!!」とか真っ当に格好いい台詞で痺れるぜ。イカサマとか心理攻撃とか使ってないとこうも人は変わるのか(笑)!そしてもう一人杜夢のミラクルショットを見て態度を豹変させた人が!五木島さん、あんたやっぱり期待を裏切ってくれないなあ。一回見捨てたと思いきや再びコーチとして復活。その時の顔が何とも言えないぜ。


あとはみつどもえが結構笑えたり。三女絡みの勘違いネタはほんとに面白いわ。しかし、最期のコマの煽りはさすがにどうかと思う。パンツ下ろされた状態の矢部っちとそれを見てしまったひとはが真っ白になっている状態で、誰か矢部っちとひとはのスイッチ押したげて!!って、一体何のスイッチだよ!とつっこみたくてしょうがない。


ところで来週は水島新司先生画業50周年記念号って事でかなり期待できそう。お祝いメッセージもさすが水島先生ってだけあってチャンピオンとは思えないくらい(笑)豪華だし。まさに超水島って感じの企画なのにお値段250円ってのはかなり良心的なんじゃないかな、実物見てみないと何とも言えないとはいえ。来週はかなり売れそうだなあ……というか来週売れないとかなるとかなりやばそうだチャンピオン。廃刊とかならないように売れて欲しいなあ、マジで。


PS.グラビアの時空合体オリハマーンってコピーに吹いた。一体どういうセンスしてんだよ!