フェイト/ゼロ3巻読んだー!

副題の散りゆく者たちということからも分かる様に、今回退場者がバンバン出てきていよいよ聖杯戦争が激化してきて一瞬一行たりとも目が離せない。元々このシリーズ、最初からクライマックスだぜな感じで一巻からテンションがやたら高かった訳だけど、三巻目に差し掛かってもこのテンションが持続し続けている訳だからほんと凄いよ。しかも、この戦いの結末を読者は皆知っているにも関わらずってんだからねー。


んで、三巻では、大怪獣と化したキャスターVS最強サーヴァント軍団との死闘やら、バーサーカーとアーチャーによるまさかのドッグファイトやら戦闘面でのスケールがやたらでかくて吃驚。おそらくサーヴァント同士のほんとの意味での共闘はこれで見納めだろうし、そう思うと何だかちょっと寂しい。セイバーはもちろんライダーもランサーも気持ちのいい性格をしていただけにね。特にランサーなんてなあ……。んで一方バーサーカーの方は、武器と見なされるモノなら何でも自分のモノにしちゃう特性を生かして、自衛隊F-15戦闘機を乗っ取ってアーチャーに挑んでるし。戦闘機扱うとかバーサーカー、お前どこのガンダールヴだよ!とか思わず心の中でつっこみたくなったりもした。


そして、切嗣さんのあまりの外道っぷりにちょっと戦慄を覚えたり。まあ、確かに信念と目的に沿えばそれは「正しい」方法ではあるんだけどやっぱりえぐいなあ。まあ、後にその業とかを一手に背負う事になるとはいえ。キャラとしては切嗣さん嫌いではないんだけど。


んな訳で大変面白かったフェイト/ゼロ3巻、次も非常に楽しみで冬が待ち遠しい。結末があらかじめ決まっているこの物語の展開で気になるのはやっぱりウェイバーくんの行く末。彼は、Fate/stay nightの物語に関わりのない人物(だよね?)なだけに彼の物語の結末に関しては全くの未知なわけで、ドキドキするやらワクワクするやら。できれば生き残って欲しい所だけど難しそうだよなあ。