週刊少年チャンピオン38号

雄×雄=チャンピオンって一体どんな方程式だよっ!とつっこみたくもなるけど、何となく心で理解できてしまった……。でもさすがに熱い雄の魂に俺たちも燃えるざんしょ!!というキャッチコピーは理解不能だ(笑)。ざんしょって何だよざんしょって。残暑と掛けてるのかもしれないけど、それにしても何だかしっくりこない。

アレン君に文明人を代表されるのもやだなあ

とか思った今週のピクル。拳銃もって格好良く決めようとはするもののピクル君には拳銃なんてものは通じず、逆に銃弾を投げつけられてしまった。ピクルくんが三発投げた銃弾が二発外れて一発アレン君の肩に当たってるあたり、やっぱりこの攻撃は威嚇だったんだろうなあ。しかしピクル君今のところティラノサウルスのステーキを奪うくらいしかやってないわけで、実際人類に対して危険な存在なのかどうか今のところ解っていないだけに、アレン君の行為は軽率だったような気がする。誰だって腹に銃弾くらったら反撃の一つはしたくなるだろうし、そう考えると威嚇ですましているあたり、やっぱりピクルくんっていい奴じゃないかとも思う。
まあ、アレン君なんぞ全く眼中にねぇよ、もっと強い奴呼んでこいってだけなのかもしれないが。

アビィィィッ!!!!

という訳で今週のギャンブルフィッシュ、まさかの阿鼻谷先生登場に盛大に吹いた。しかも杜夢の策略を見事封じたと思って極上の笑みを浮かべた美華さんのコマの次のページで不気味な笑い声と共に颯爽と登場だったもんで、もうこれ笑うなという方が無理。天井から高みの見物とか、何でわざわざ天井でみてんだよ!しかし、五木島さんが退場した次の回に阿鼻谷先生登場とか、ほんとよく解ってらっしゃる。まあ、何か間違っているような気もするけど……。
それはそうと、今週はあくまでルールに則って球を元に戻したいという杜夢に対して汚いギャンブラーにフェアプレイなど無用とばかりにそれをはねのける朝比奈という普段のスタンスとは逆になってしまったのが興味深かった。確かに杜夢のやり方はイカサマ上等のあこぎな戦い方であるが、あくまでルールに則ったビリヤード勝負である以上、相手と同じ土俵におりちゃ駄目だろうと思う。相手が相手なだけに冷静にはなれないかもしれないが。けど、阿鼻谷先生の話を聞く限り杜夢の狙いは球の位置を変えさせない事だった訳で、あくまでフェアプレイの精神に則ってれば勝てたかもしれなかったんだよなあ、この勝負。と、杜夢の勝ち決定みたいな書き方してるけど、朝比奈自身がフェアプレイの精神を捨てて杜夢の領域に落ちてしまうと、生粋のイカサマ師なギャンブラーの杜夢相手に勝てるわけないんだよなあ。純粋な小細工なしのビリヤード勝負で杜夢が朝比奈に勝てるわけがないのと同じように。

その他気になった漫画について

THEフンドシ守護霊がもの凄く面白かった。今週はばーさんに先だたれて隻眼の猫と一緒に暮らしているじーさんの話だったんだけど、何つーか心にほろりとくる切なくもいい話でちょっと涙が出てきた。けど、話に絡むのはあのゲイのマッチョなフンドシ霊なわけで、話としては切ない話なのにあのビジュアルだけで笑いがこみ上げてくるという泣きながら笑うとかいう結構希少な体験をしてしまった。ほんと、いいキャラだなあ、フンドシ守護霊。


最後に、来週最終回だからか、ゾクセイがやりたい放題でちょっと面白かった。しかし感動の最終回って、あの漫画でどうやって感動させるのか今から気になって仕方がない。