週刊少年チャンピオン49号

今週もストライプブルーは絶好調で読んでてにやにやが止まらない。
まあ、先週ほどの衝撃はない、というかにやにやのベクトルが違った訳だけど。

今週はアー坊から提案を受けた直木が、バッティングキャッチャーとして先輩達のフリーバッティングを間近で見ている間、バッターの癖やら何やらをメモってそれを直接先輩に渡すという行動に出た話。上手くいけばやる気のアピールとチームの戦力アップ、更に直木自身のバッティングシミュレーションにもなる一石三鳥の方法だけど、一年でしかも練習補助員である直木が、先輩達の癖、つまり弱点や欠点でもあるものをメモって手渡すなんてのはとんでもない行為で、へたすりゃ告白以上の勇気が必要な事だろう。実際直木が先輩達にメモを渡す姿は、どうみても好きな娘にラブレターを渡しているみたいだったし。渡したらすっと去っていくところも含めて(笑)。
もちろん直木は肝尾先輩にも手渡しするわけだけど、そしたら肝尾先輩、「おれはいいけどな……こーゆーの先輩はどう思うかな…?」と直木に向かって呟いて直木を激しく不安にさせる。先輩に対する差し出がましい真似したらどうなるかなんて、直木だってよく分かっていただろうからこの一言はかなり堪えたはずだ。しかし、そしたら肝尾先輩、その後直木のアピールを認めた後自分はこのメモを参考にさせてもらうと言ったりしちゃって、やっぱいい人だな肝尾先輩。
その後直木は主将である海にもメモを直接渡しに言ったのだが、ここでも最初脅しかけられた後、もの凄いトーンで褒められたりと、直木の勇気と努力が実を結んでいい感じだった。ほんと、ここの野球部の関係は読んでてにやにやが止まらないよ(健全な意味で)。
そして今週ラストで空さんが動いてきてラブコメ的にもにやにやがとまらねぇ。野球なんだし、四角関係望むところだ(笑)!でも、蚊帳の外な八五郎がちょっとかわいそうだ。



今週のナンバMG5、扉の絵だけみると伍代と大丸が芹沢の子分みたいだ(笑)。
市松にきた城南・芹沢軍団を迎え撃つ伍代と大丸。久しぶりに強い伍代がみられてちょっと嬉しかったり、そして鉄をいたぶる芹沢達の前に特服登場。絶体絶命のピンチに現れる、正にヒーローの王道だね。お約束といえどこうも格好良く決められれば痺れるしかないね。


そして、ある意味今週一番の問題作なギャンブルフィッシュ。宵鮫とダイス・スタッキングで勝負する羽目になってしまった水原。しかも負ければポイント差の分だけ肛門に刻み目を入れるという恐ろしい罰ゲームつき……って、アナルって言っちゃったよ(笑)。先週の時点ではケツの穴でしかなかったのに!
というわけで負けたら貞操の危機なこの勝負、水原はなりふり構ってられないと、プライドも全てかなぐり捨てて何とか十分間の練習時間を得ることが出来た。普通ならば、たかだか十分練習したからってどうなるものではない。けれど自分の肛門が懸かっている状況ならばその十分間というのは途轍もなく貴重な練習時間となる。このときの水原の僕の肛門(アナル)は僕が守るッ!!!は、水原の必死な表情も相成って、至極名言であr……やっぱり水原には悪いがどっちかというと迷言だなあ、これ(笑)。
しかし、途轍もなく集中して練習したとはいえ、やはりそれはたかだか十分。宵鮫相手にどうにかなるほどの技術が身に付く訳はない。そして、この漫画に限って偶然幸運が舞い降りたり奇蹟が起こったりして水原が勝つなんていう展開なんてものは訪れるハズがない。幸運や奇蹟というのは自分で起こすものだからだ。少なくとも水原はプライドを捨て十分間の猶予を得、自らの危機に対して驚異的な集中力を発揮している。たぶん最初から諦めていたら、奇蹟を起こす土壌すら用意出来なかっただろう。後はこの状態で稀代の詐欺師、白鷺杜夢がどんな奇蹟を仕掛けるのか、それを楽しみにするまでだ。しかし、これで水原が為す術もなくやられて肛門が切り刻まれたりしたら、衝撃どころじゃないな、これ(笑)。



今週もチャンピオン面白かったよ。後フンドシ守護霊で、守護霊が美形になって復活しやしないかとちょっとひやひやした(笑)。