週刊少年チャンピオン4・5号

さて、今年最後のチャンピオンはといいますと、一挙二話掲載プラスオールカラーの外伝で、範馬刃牙が計三話掲載という豪華仕様。なのはいいんだけど、表紙のコピーがバキ3倍!!バキ!バキ!バキ!なんていう、仮にも看板作品に付けるようなコピーじゃねえよなあって感じがしてなんかもにょる。チャンピオンらしいともいえるけど。
刃牙本編の方は、みのさんッぽい人が朝ズバっぽいテレビ番組でピクルに保護動物であるシベリアトラをぶつけた事を責め立てていたその光景に、全く読んだことない癖に実話ナックルズとかいう言葉が何故か浮かんできて仕方がなかった(笑)。
それはさておき、自らに向かってくる獲物にしか興味を示さないピクルに対して、いつまでも保護動物のシベリアトラばかりぶつけるわけには行かないって事で、烈海王が志願してピクルと対峙する事に。いくら何でも人肉は拙いだろって感じで常識的な反対意見は出たものの、本人がいいって言ってるんだからいいんだよって事で押し切られた形になった訳です。まあ、最初から烈海王は喰われるつもりは毛頭ないし、そもそも奴らに常識とか良識とかを求めるのは筋違いってものだしね。というか、中国憲法4000年の烈海王対太古の野生のピクルの決闘は、素直にもの凄く楽しみだ。でも、烈海王が負けてほんとにピクルに喰われたらどうしよう……。
袋とじの外伝の方は、興味ない風だったバキがピクルに対するどうしようもない恋心を自覚する話ってあれ、ピクルだよね、梢江じゃないよね?まあそんなことより驚いたのが、バキまだ高校行ってたのかよ!って事だ。最近そんな描写なかったし働いてる風でもなかったから、てっきりニートだと思ってたんだけどなあ(笑)。というかアリゾナ州立刑務所に収監されてたってのにまだ高校に籍があったってのに吃驚だ。


その他今週気になったりした漫画について徒然なるままに書いてみる。


ギャンブルフィッシュ
花咲の魔力が種も仕掛けもあるトリックであると確信し、三つの不可解な謎こそがそれを説く鍵であると提示し、分析していく杜夢。しかし、その分析は、間違ってはいないが本質にはほど遠いと阿鼻谷先生に悪魔のような余裕の笑みをもって返されてしまう。そしてそうこうしているうちにテーブル30?まで鉄鍋が迫ってしまう。ルール上負けではないが1200度の高熱がそんな至近距離まで迫れば命の危機という最悪な状況、というか煽りでギャンブラー炎獄に死すッッ!!とか振られてるんだけど、!?とかじゃなくて。まあ、ギャンブラーが勝敗を決せずこのまま死ぬとは思えないので、まだ一波乱あるとは思うんだけど。
あと、今週の扉があまりにも爽やかすぎる杜夢と新年も凶気に彩られた1年を約束しようとの煽りがまるでマヨネーズ味のスコーンの様な何ともいえないハーモニーを醸し出していてめちゃめちゃツボでした。


侵略!イカ
海で財布を拾ったらお礼に一万円を貰ったイカ娘。持ち主がお礼に一万円くれるほどの財布って一体いくら入ってんだよ!そもそもそんなに大金入れた財布とか海に持って行くなよとか思わないでもなかったけど、よくよく考えてみればそこそこの金持ちで限度額がかなり高額なカードとかを財布に入れてた様な人だったら、財布の中にそれほどお金がなくても、きちんと届けてくれた事に感謝して一万円くらいくれることもあるかもしれないなあとか思った。どっちみち本筋にはそれほど関係ない話だからどうでもいいといえばどうでもいいんだけど。散々何を買うかを考えたあげく、出会ったエビを買って至福なイカ娘の表情に比べたら特にね。毎週の事だけどイカ娘めっちゃ可愛いんですが。それにしても、オチとはいえイカ娘がお金を使った後にあんな事をさらりといっちゃう千鶴姉ちゃんはマジ腹黒すぎる。


他にも、芹沢と決着して鉄との絆も取り戻したというか前よりも強くなったけど、剛の気持ちは全然伝わってなかった様が妙に可笑しかったナンバMG5とかいろいろ面白かったんだけど今週ある意味一番飛ばしてたのは電遊日記の四コマだと思う。
今週はPSP特集って事で紹介するのは全てPSPソフトで四コマもPSPネタだったんだけど、その内容がPSPの新型に対するアイディアをエリスとモリソンが要望してパチが試作するというもの。その要望というのが、ボタン以外の入力デバイスと、綺麗な液晶を堪能するためのもう一枚の液晶画面というもので、出来上がった試作器はご丁寧にタッチペンがついたどっかでみたことあるものでした(笑)。よりにもよってPSP特集の時に、こんなネタやるなんていくら何でも反逆しすぎだろ!


そんなわけで、今年最後のチャンピオンも大変面白かったです。来年初号は、なんとあの竹下けんじろうが新作読み切りを引っ提げて登場だ!!…………かるた二部今でも待っているんだけど無理なんかなあ。