週刊少年チャンピオン43号

今週からいよいよ範馬刃牙が再開って事で、表紙から編集後記までハイテンションな今週のチャンピオン。けど、一読者としてはやっぱりそんなにテンションが上がることでもないんだよなあ、先週までピクルやってたし。
けど、表紙を捲ったその先に描かれていたものは、そんな自分でもびっくらこいた。何だよ生誕46億周年記念って!スケールでかすぎというか、さすがにこの発想はなかったよって感じで盲点を突かれた気分でちょっとツボに入った。
さて、本編はというと、いつの間にか日本に帰っていたバキのもとにキャプテンストライダムからすごい奴、つまりピクルが来日する事が伝えられて、ピクルがハリウッドスター並の扱いを受けて空港に降り立った。そして女子アナがピクルに果敢にもインタビューを決行しようとすると、興奮したあまり下半身の衣服が脱げて一物が勃起しちゃったというある意味少年誌の限界な話。そこだけ修正されてるし。うん、野性ってすごいや。更に今週のマイティハートと一物が勃起でシンクロニシティとかいう事もあったりして。うん、チャンピオンってすごいや(笑)。
ところで、今週の読者アンケートは『範馬刃牙』についてのアンケートがあって、その中に今後期待する展開を選ぶなんていうのがあるんだけど、バキと勇次郎の闘いとかバキとピクルとの闘いとか妥当な選択肢が並ぶ中、五番目の選択肢がアレ。バキと梢江のラブロマンスっておい(笑)。アンケートの結果これが一番票集めてそういう展開になったらいやだなあ。


フルセット!は、調子に乗りまくりなパフォーマンスをした園部を漆野中の監督が引っ込めるという至極真っ当な展開があって何だかちょっと吹いた。「バレーボールをバカにしているのか」とか、ほんと正論すぎて何もいえねぇ。まあ、ちゃんと説教した後でまた試合に出すあたり鬼でもなく、中々好感の持てるいいキャラです。漆野の監督。園部も園部でレシーブした後くるりと一回転したりスパイクを超速トルネードとか名付けたりと態度はそのまんまなのが結構いかす。今週は完全に会田君くわれてたなあ、キャラが。


ストライプブルーは残念ながら入部不合格とされてしまった直木が練習補助員として入部することに。なんというか、散々な結果になっても一縷の望みに賭けて常に前向きに行動する直木の姿がちょっと眩しい。そんな直木は、ポジションがサードでかぶる二年で唯一レギュラーの肝尾先輩の実力を目の当たりにすることに。モエ〜、モエ〜といいながらも花ちゃんの投げる球を打ちまくり、守備でもすごいグラブ捌きを見せる肝尾先輩を追い出すぐらいの実力にならなければと認識する直木。そこに肝尾先輩が近づき、肩を組んできた。花ちゃんを追っかけて縞青高校野球部に入ってきたことから直木のことをエロボーズ呼ばわりする肝尾先輩。でもその後に続けていった台詞がよかった。

「だがな 言っとくがな……エロさにかけちゃおれは負けねーぞ」

一見変態告白の台詞に見えるし実際その通りではあるんだけど(笑)、この台詞直木のことを(主に花ちゃんを巡る)ライバルと認めたからこそ出た台詞なんだよなあ。規定の人数以外は取らないと言っている野球部に女を追っかけて無理矢理押しかけてきた人間なんて、もっと露骨に嫌われて相手にされなくてもおかしくないのに、直木に宣戦布告したりして一応存在を認めてたりして、なんというか、やっぱりいい人だなあ、肝尾先輩と思った。今後の肝尾先輩の活躍が楽しみだ。


あと、最近イカ娘が妙に和む。ネタがもの凄く面白い訳でもないのに何かいいんだよなあ……。