週刊少年チャンピオン2・3号

今週のチャンピオンはクリスマス前に出る最後の号って事で、時期的にちょっと早いけど表紙から漫画までクリスマスがいっぱいでまさにクリスマスコンボ。まあ、その一方で夏休み真っ盛りな漫画もいくつかあったんだけど(笑)。

そんなわけで今週はなるべく全作品感想書いてみるよ!

元祖!浦安鉄筋家族
寂れたファミレスを救おうとする心暖まるいいお話でした……と、書くのもどうかと思うけど、普段ファミレスに迷惑掛けてばかりの大鉄達がここぞとばかりに恩返ししようとしたのはちょっとよかった、自分の懐は痛めずたかってたけどな!まあ、結局代金が払えずファミレスが大損こいたとかそういうオチじゃなくて本当によかった。一歩間違えるとそういう話になりかねない展開だっただけに。


クローバー
夏休みだったのか!
なんだかんだいって菊池と真田とも微妙な友情が築かれていてちょっと和んだ。
しかし、日中暇しているハヤトに対して深夜の肝試しを進めてもなんの暇つぶしにもならないような気がするんだが(笑)。まあ、ハヤト本人は楽しそうだし別にいいのか。


ギャンブルフィッシュ
ダイス目を操る魔女、花咲に対して杜夢が取った戦法は、相手の家庭の事情につけ込んで精神的動揺を誘うというおよそ少年漫画の主人公とは思えない方法だった。一応謝ったとはいえ、あの阿鼻谷先生がストップを掛ける程の外道戦法を素直に賞賛するのはちょっと躊躇われる。逆に言うとそれ程の事をしなければ倒せない強敵ということでもあるし、花咲の家庭の事情のせいで変に同情ムードになるよりはよっぽどマシであるのだけど。「キミは母親に捨てられたんだな?」と花咲に問いかける杜夢の表情はまさに悪魔そのもので、なんつーかちょっと怖いけど、その次のコマを見る限り、こういう事を言うのは杜夢も心苦しそうにも見えるしなあ。


しかしまあ、花咲真世の魔力とやらが一体どういうトリックによるものなのか、気になって仕方がないんだよなあ。杜夢は果たして、花咲の神秘のベールをはぎ取る事が出来るのか?なんかベールと一緒に別のものまではぎ取りそうな気もするけど(笑)。


サナギさん
確かに単にプレゼントをくれないだけのサンタってのは嫌だなあ。もの凄くシンプルなのに、この発想がこれまで全然浮かばなかった自分に吃驚した。やっぱりサナギさんは凄いや。


範馬刃牙
不安の種みたいな話だった。眼前に迫る満面の笑みのピクルってマジホラーだろ(笑)。
ところで新聞の見出しの「許すまじ」ってのは誰に対する言葉なんだろ?もしピクルに対しての言葉なら言いがかりにも程があるよなあ。ピクルは単に目の前に準備された獲物を買っただけだし。シベリアトラ対ピクルなんて対戦しくんだ奴らに対しての言葉ならその通りなんだけど。どっちに対してなのか今週の話だけじゃちょっと分かりづらいなあ。


侵略!イカ娘
夏祭り、人混みではぐれて泣いているイカ娘がかわいい。それはそれとして、今週はいつの間にか育まれていたイカ娘との絆と、金魚すくいに対する少しブラックなネタ、そして最後のオチと、普通に漫画としてもいいできて至極満足。「人類征服はうまくいかないけど…気づかない間に私たちの心は侵略され始めてるのかもしれないわね」との言葉はちょっとしんみりする名言だと思う。俺の心もいつの間にか侵略されちゃったぜ!


フルセット!
全員の気持ちと入谷と会田の執念で遂にもぎ取った一点。しかしその直後倒れてしまう入谷。さすがにこの展開で杉中が勝利って事はないだろうから、気になるのは入谷の身体のこと。正直このメンバーでもっときちんと練習してからの試合がみてみたいんで、ここで入谷が怪我とかで半ばリタイヤとかそういうのは嫌だなあ。


ナンバMG5
剛VS芹沢戦、遂に決着。剛の奮闘振りに最初はつぶし合ってくれればそれでいいなんて思っていた市松の連中すら一つになって剛を応援するという超王道展開で、ベタでも結構熱いものがこみ上げてきた。汚い手を正面からぶち破るってのは気持ちのいいもんだ。


竜の国のユタ
今週最初に出てきたのはやっぱアノ人ですか?とかいいつつ、名前やらなんやらど忘れしてしまったんだけど(笑)。過去編でカドモスと戦ってた人だよね、確か。
それ以外にも雷龍党掃討戦に加えられたユタと、フィル達がもうすぐ出会いそうで、ますます面白くなってきそうだ。戦いはするが自分が人殺しであるということを心に刻もうとするナノスのおっさんの言葉は妙に心に響いてきた。格好いいというのとも違うけど、綺麗事とは少し違う現実を見据えた覚悟というのがなんかいいな。まあ、そんなにいいと思うなら名前くらい覚えてやれ、俺。


ヤンキーフィギュア
ちくわを着る、その発想はなかった。今週はこれだけで肯定だ(笑)。


ダイモンズ
ヘイトの憎悪が意志を持ってプログレスを襲う!かと思ったら、エレセロスで操られちゃったヘイトの憎悪。これまで生死を共にした相棒と戦うというとある意味王道といえば王道かもしれないが、その相棒が鉄の腕ってのはちょっと変化球だなあ。もしかして、原作もそういう展開だったりするのかもしれないけど。


みつどもえ
弟思いな杉崎さんがちょっといい。あと一番最初にみつばに頼むなんて、ほんとなんというか……(笑)。


聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話
秋田、冬の蟹祭り!(冥王神話の時代から数えての)先代の蟹座と現蟹座の夢のタッグは痺れるぜ。最後のコマのマニゴルド格好良すぎ。けど、タナトスがこの程度でやられるとは思えないし、二人がここで華々しく散るのか、もう少し生き残るのかドキドキだ。欲をいえばマニゴルドはもう少しだけ見せ場があったらいいなあと思うけど。


ドカベンスーパースターズ編
なんつーかこの投手じゃない選手がマウンドで投げる編は、現実の中日ドラゴンズの選手だけでなく、スーパースターズの投手達にも失礼な振る舞いなんじゃないだろうか。お前らじゃ力不足だといってるようなものだからなあ。けど、次回の岩鬼登板に、何をやらかすのかちょっとだけワクワクしたり。


マイティ・ハート
全員が貧乳マニアな部隊とか、人材豊富過ぎだろ(笑)!


鉄鍋のジャン!R
サイフォンを沢山並べて料理とか、いくら何でも進化しすぎじゃないかな(笑)。ここから、秋山の魔法が炸裂するのか、それともジャンオリジナルの魔法が炸裂するのかどうなんだろ。古いといわれてた秋山ノオトの力で勝利ってのも王道だしなあ。負けるかもしんないけど。


エンジェルボイス
全国クラスと練習試合組めるとか凄いよなああの監督。今のところボロ負けしてるからバランスとれてたけど11人そろったチームだけに善戦することも充分あり得そう。個人的には、公式戦までは成長はみられるけど一気に全国クラスと戦えるくらいにインフレという風にはならないような展開を希望だなあ。公式戦ならともかく今の時点で全国2位と善戦しちゃうとちょっと萎えるかも。一矢報いるくらいなら大歓迎だけど。


不安の種+
悪意感じなくても怖いよな。


ストライプブルー
他人の打撃練習をみて脳内でシミュレートしてきた直木がいざ実際に打席に立ったときにそのシミュレートを現実に実行し見事ヒットを放つ、なんか主人公してるね、直木(笑)!直木も初登場したときはこんなにいいキャラになるなんて思わなかったなあ。


THEフンドシ守護霊
風とか太陽の光の命が擬人化されて美しく舞う。タイトルからは想像も出来ないファンタジックでそれでいて切なげな光景。なんつーか詩的という言葉がとても似合うお話でした。フンドシ守護霊なのに。


24のひとみ
毎度毎度、ひとみ先生の意に反して仲が進展するとおる・まゆみ編が素敵。まゆみちゃんは最強のひとみ先生ハンターだぜ。


いざ!!海高剣道部
今週読むと、最初っからマジなスポーツ物でいっとけばそこそこいいものが出来たんじゃないかなあと思った、この漫画。どう考えてもギャグものからの急な方向転換とスポーツ漫画としてのキャラクター描写の薄さから、いくら試合を書き込んだところでよくあるテンプレ展開をなぞっているだけにみえて仕方がないんだわ。個々の試合描写は結構迫力があっていいところがあるだけに、なんかもったいないだよなあ。


獅狼ラビット
巻末コメントにちょっと笑った。


現代怪奇絵巻
普通にチャンピオンにもノンブルがなかったりして、目次から目的のコーナーを探したい時にちょっと困ったりする(笑)。


今週もチャンピオン本誌は面白かったんだけど、気になる事が一つ。今週は合併号なんだけど、価格が260円だったんだよなあ。前にも一度260円はあったけど、次号も260円だったりして、これからは本格的に260円時代に突入するのかなあ、やっぱり。まあ、このご時世だし仕方ないのかもしれないけど。