技術はもの凄い速度で進化してるのね

今ちまたで騒がれてる電子出版。amazonkindleが発売されたりAppleiPadを発表したりと妙に盛り上がっています。
しかし、電子出版ってほんとに流行るというか定着するのかなあ。端末の値段については普及してくれば安くなるだろうしある程度までは割合を占めるとは思うけど、紙の本の代わりになるほど普及するとは今のところ思えないのよ。確かにデータとして買えばかさばらないし売り切れもないし製造・流通という過程をすっ飛ばせるのでその分価格も安く抑えられるだろうから良いところはいっぱいあるんだけど、日本だと特に紙の本にこだわりそうな層は結構多いんじゃないかと。端末は端末で持ち運びにはそれなりに便利だけどバッテリーの問題もあるしなあ。この辺は完全な個人の趣味の問題だけど、パソコンとかで数百ページとかするような長い文章ってあんまり読む気がしないんだよね。疲れるし。もちろん電子出版用の端末は読書用に作られたものだからパソコンなんかとはまた違うだろうけど、それでもやっぱり疲れそうだ。
あと、実際にページを捲るっていう行為は、中々デジタルには置き換えれなさそうなんだよな。一枚ずつ捲る分にはある程度それっぽく再現出来るだろうけど、適当にぱらぱら捲ってお目当てのページを探すっていう行為は電子媒体だと中々上手く出来ないかなっーと。もちろん、語句等を指定した検索なんかは電子媒体の方が圧倒的に優れているんだけど、いつもページを探すときにそれっぽい語句が思い浮かぶ訳じゃないからなあ。
まあ、結局何が言いたいかというと、電子出版が普及するのはいいけど、それが紙の本の代わりになってしまうのは個人的には嫌だなあということでした。両者が共存してくれるのが一番理想だなあと暢気なことを思ってます。
ま、この辺の意見は実際電子出版の端末に触れてみると変わる可能性は大いにあると思うけど。