今月の人間失格 壊も凄かった

いやほんと、何でここまで痛々しい漫画が描けるんだよってくらいこちらの心を抉ってきます。人間ってものに対する根源的な懐疑と恐怖が漫画全体から溢れ出していて凄まじい。
葉蔵は信頼の天才である天真爛漫なヨシ子と付き合い、人間というものを信じられそうな救いを感じられていた。けれども夏祭りの日に葉蔵が見てしまったヨシ子の姿は動物であった。父親に無理矢理売春させられていたのだが、その描写が見るもおぞましく描かれていて凄いのだ。情念を叩き込んだ純粋に不快感しか抱かせないエロ場面って、何だかんでいって一般の漫画誌だとそれほど見かけない(様な気がする)のだけど、この漫画は人間失格を題材にしているだけあってその辺りが容赦ない。全くエロでも嬉しくないばかりか精神的ダメージがきついのだ。ついでにいうと『魔女の騎士』のエロ場面は結構好きだったので作者の技量が低い訳でもない。その後、ヨシ子は葉蔵を裏切ったことを苦に思い睡眠薬を飲んで自殺を図るのだがその顛末も残酷だ。葉蔵も後追いで睡眠薬を飲むもの一命を取り留め、葉蔵が睡眠薬を飲まず誰か助けを呼んでいればヨシ子が助かったことを竹一に指摘され、絶望の表情を浮かべる。んで、それがラストのコマなのだがその絵がまた凄いのだ。絶望というものはこう表現されるのだと唸らされるくらいに。
という感じで、少年期が終わった『人間失格 壊』。今後の展開がマジ楽しみです。大分前に読んだだけの原案ももう一度読もうかしらん。
しかしまあ、この『人間失格 壊』の次に載ってるのが『ヨメイロちょいす』って辺りがチャンピオンREDという雑誌の業の深さを思い知らされる。人間失格で心を抉り取られた後に「ゼンギなき闘いが今…!!」だよ(笑)。今月のヨメイロは、リアルの動きがきな臭いから大人しめかなあと思いながら読んでいたら後半はそんなことなかったぜ!てな感じだった。セルリァがかわいかったとか迂闊に書いたら今のご時世別の意味で人間失格の烙印押されそうで怖いな。

緊急地震速報

昨日の話になるけど、夕方ハガレン観てたらいきなりテレビから警告音みたいなのが流れて何事かと思ったら緊急地震速報だったのでびびった。
で、ちょっとしたら揺れが感じられた訳で。
いやあ、緊急地震速報見たの初めてだったけど結構凄いねこれ。実際ちゃんと作動するとは思わなかったよ。まあ、震源地からの距離にもよるのだろうけど、速報流れてから揺れるまでに時間があるから火を消したり部屋の中で比較的安全な場所へ逃げたりは出来るかな。
何にせよ緊急地震速報、やらないよりは遥かにマシということが分かって良かったんじゃないかなあと思う。ハガレンは犠牲になったのだ……。

で、その鋼の錬金術師、最近は加速度的に面白くなって毎週楽しみだったり。元々原作でも盛り上がる場面なだけに、アニメでもその辺りがうまく反映されてて良いのですよ。グリリンとキメラのおっさん達が熱いよ。あのキメラのおっさん達、最初出た時は適当に倒されて死んじゃうものとばかり思ってたよ。それが今では獅子奮迅の大活躍だから世の中分からない。
ところで、アニメの方はきちんと終わるんだろうか?ここにきて尺が足りないから尻切れトンボなラストにはしないで欲しいのだけど……。

Twitter始めてみた

世間の流行から大分遅れているような気がするけど気にしない。
しかし、このTwitter、気軽に他愛もないことを呟けるのは楽しいしいいんだけど、だからこそ余計なこととかつい呟いちゃいそうでちょっとコワい。
言わなくていいこと言っちゃって、ToLOVEるに巻き込まれたりとかもありそうだしね、気軽にかけちゃう分余計に。
ま、その辺気をつけてTwitterしばらくやってみることにします。

週刊少年チャンピオン14号の感想

今週の表紙&巻頭カラーは「弱虫ペダル」。人気投票の結果も発表だ!
結果を見ると、思ってたより得票数が多くて良い意味でびっくりした。一位は流石の主人公って感じだけど、鳴子が今泉より上いってるのは少し意外だったかな。そして東堂さんは、たぶん投票時期がもう少し遅ければもっと上位に食い込んでいたんじゃないかなあと思う。
本編の方は1日目のゴールを巡るエース達の戦いが遂に始まったっていう感じで今週はタメの回。来週また盛り上がりそうで楽しみだ。ハコガクとの対決もそうだけどなりをひそめている御堂筋も不気味だぜ。

範馬刃牙」は、世界中のボクサーを敵に回したのは烈さんじゃなくて板垣先生なんじゃないかという気がしてならない(笑)。勝ったから正しいと言われても、ボクシングはボクシングのリングで戦っているわけで、そこに中国憲法持ち出されてもなあ……。やっぱりここは、あの範馬勇次郎に認められた男が出てくるしかッ!

今週の「ナンバデッドエンド」は、とりつく島もないような冷たい態度をとっていても、結局の所剛を思っていることがにじみ出て仕方がない難波一家が良かったよ、ほんとに。伍代に背中をみせて、これからも友達でいてやってくれと言う親父とか、剛がいい奴だとかそんなこと言われなくてもずっと前から知っていると呟く猛とか。グリとグラに悩まされる剛に対して、果たして猛はどう動くのか気になる所だ。こうまでして無視するなんてことはないだろうしね。

はみどる!」は、いくら何でも宣材が10年前で止まってるとかありえねー。つーかかすみが売れてない理由の幾分かは完全に事務所のせいなんじゃ……。しかし、子役時代のかすみはほんとかわいいなあ。
あと、体重をt表記にすると却って重く感じるような気がしてならないのだが(笑)。
そんな感じでいかにもはみどるという感じにずれてる彼女達だけど、特技が食べられる雑草と食べられない雑草を見分けられるとか煎餅焼きとか、結構さり気なく押し出せば需要はありそうに思うのだけどどうだろう?煎餅焼いてるあかりとか無茶苦茶いいじゃん、ほんとにさ。

最後に、早苗が家の監視カメラをセットアップしていると聞いて、普通に相沢家にセットしていると思ってしまったのは俺が汚れているからだろうか?いや、だってあの早苗だよ?自分ちよりもイカちゃんとこの方が大事に決まってるじゃんと考えてしまうのはむしろ普通だよね、うん。

GW分散とか……

何でもこんな話が持ち上がっているらしい。

 政府は3日、観光立国推進本部(本部長・前原誠司国土交通相)の分科会を開催し、ゴールデンウイークなどに集中している休暇の分散化案を提示した。春と秋の2回、全国5地域ごとに日程をずらして5連休を創設。混雑緩和による観光需要拡大や観光地での雇用安定化を目指す。祝日法改正などが必要なため、実際の導入は早くても2012年以降となる見通しだ。

地域でずらして春秋5連休を=休暇分散化で政府案−観光本部

で、この5つの地域ブロックの案ってのが、「北海道・東北・北関東」「南関東」「中部・北陸信越」「近畿」「中国・四国・九州・沖縄」だそうで、たぶん地域と人口バランスをある程度考慮してわけたんだろーなーというのが推察される。
しかし、これだと徳島県民涙目じゃね?
だってせっかく連休にイベント企画しても人口の多い関西からの集客を期待できなくなっちゃうんだよ、この案が通ると。逆に関西の連休に合わせたら地元民がイベントに参加できなくなっちゃうしね。徳島だと特に関西との繋がり強いだろうし。もっともそれは徳島に限ったことではなくエリアの境界付近の県は大変だと思うぞこれ。長期開催出来るようなイベントなら問題ないかもしれないがそんなイベントばかりじゃないしなあ。
というかそれ以前に、休みを地域ごとにずらしちゃったら取引先が他県に渡る企業とかどうすんのさ。ふつーに取引先が仕事してんだから休まず働く羽目になって結局休みが少なくなる結果になるのは目に見えてるのだけど。そして銀行なんかはどこに休日を合わせればいいんだよ。休日関係のシステムとか変更が大変だろうなあ。ネットワーク系はただでさえ誰か常に待機しとかなきゃいけないのに、この案が通ったらローテ組んでの休日すらとれなさそうな気がしてならない。あとカレンダーなんかは関東版とか関西版とか出るようになるのかな、やっぱり。そしてコストの関係から地元企業が受注した奴以外は全て関東版でポケモンカレンダー買った地方のお子様涙目とか。
そしてせっかくの連休に実家に帰ったらみんな仕事でがっかりとか。
なんつーか、ちょっと素人が思いつくだけでもこのくらいの問題点があがってしまうのだけど、この休日分散化にそれらの問題点以上のメリットが生まれるのかしらん。いっぺん試しにやってみたらと言いたい所ではあるけど、たぶんろくな結果にならないだろうから出来ればこの案なかったことにして欲しいのだけど。

週刊少年チャンピオン13号の感想

今週は遂に巻島VS東堂のクライマー対決が決着な「弱虫ペダル」が面白かった。坂道の落車があってベストな状況とはいえなかったかもしれないけれど、それでも互いに全力を出し切ってさらに絞りきった戦いはただただ美しい。ここまで来ると一読者としては結果はどうでもよくなるとか言いたくもなってたけど、それでも勝者が空を仰ぎ敗者が地面に伏す絵は勝敗という残酷な結果を突きつける。ま、だからこそその後のライバル同士の称え合いがより栄えるんだけど。

先週から始まった「はみどる!」は、何か妙に俺の琴線に触れてこまる。基本的に下らないコメディなんだけど、売れないアイドルが羞恥にまみれながら仕事を頑張るっていうシチュエーションって好きなんだよぉぉぉ……あ、あくまで18禁に鳴らない程度の健全なエロさの話ね。

そして今週は「AL」「釣り屋ナガレ」のまさかの土佐弁コンボがツボに嵌った。何となく前々からやりたかったけどナガレがお嬢編になっちゃったからやる機会なかったけど今週高知編に戻ったからやっと出来たぜこの掲載順っていう編集の遊び午心がひしひしと伝わってきた。いやあ、「龍馬伝」もあるし今年は土佐弁ブームくるかなあ。実はあんまり見てないけど「龍馬伝」。それはそうとコーイチ兄ちゃんが準レギュラーになっちゃった。まあ無理矢理釣りに誘われても満更でもなさそうだし微笑ましくていいな、うん。

さてラストを飾るはお馴染み「木曜日のフルット」。欄外のこの作品はフィクションであり……って所で毎週遊んでいるのだけれど、今週は爆笑した。「真っ赤なハートは幸せの証!熟れたてフレッシュ」と言えばキュアパッションですがって、ですがじゃねーよ!
まさかこんな所を攻めてくるとは思わなかったんで、完全に不意打ちが決まって俺轟沈って感じでした。あと関係ないけど「ハートキャッチプリキュア」のキュアマリンがウザかわいすぎてたまりませんです。
それはさておき「フルット」の方はフルットと鯨井先輩の互いを思いやる気持ちが強く感じられて良い話でした。いや、ちゃんとオチはついてるけどね。そして100円玉を拾おうとする鯨井先輩がかわいかったです、まる